HP ProLiant ML370T02のデータ救出、PC仮想化(P2V)を行いました。
こちらの機種、突然電源が落ちて故障したそうです。
こういった故障はWindows2000Serverの古いマシンなので仕方ないところです・・・
出張させて頂き現地で確認させていただいたところ、
電源ユニット故障、またはマザーボード故障と思われる症状を確認。
そして4本ある内のHDDの4本目が完全故障しておりました。
今回は超特急での修理をご希望でしたが、
15年くらい前のサーバーなので国内に部品在庫はなし。
海外から取り寄せればなんとか…の範囲ですが、時間的猶予なし。
ということで、弊社の得意作業である故障PCから仮想化環境(P2V)して
故障時のPC環境がそのまま別のPCで起動するよう作業させて頂きました。
具体的な流れは次の通りでした。
RAIDレベルの特定→PCが起動できるようセクタレベルでのデータ救出
↓
HPのRAIDシグネチャの切り取り
↓
オフセットの違いからかWindows2000が起動しないので、なんとか起動するように修復
↓
VMwareイメージにコンバート→起動確認・細部の各種調整…です。
細部を細かくは書きませんが、とにかく非常ーーーに難易度が高く、
工程が一段階すすむとエラーがでて、解決してさらに一段階進むとエラーがでての繰り返しでした。
最終的に作業時間24時間程度を費やし、
お預かりの翌々日に納品させて頂きました。
途中、何度も諦めそうになりましたが、なんとかなってよかったです!
なお、お客様によると今後老朽化したサーバーを使用し続けたくはなかったので
単なる修理ではなく仮想化という選択があったことをメリットに感じていただいたそうです。
自画自賛ですが、この作業ができる業者はなかなかいないのではないかと思われます笑。
古いサーバーのマイグレーション・延命でお困りの方は是非ご相談ください。